食品容器工場の温調装置

温調装置のケーススタディ

お客様の課題

塗料の温度コントロール精度を高めて、歩留まり改善

業種:製造業

取り組みと成果

塗料の最適な温度コントロールを実現可能にした温調装置の導入により、生産安定化に貢献

要件は都度適した塗料の温度制御コントロールができる温調装置

数年前、得意先より製品に使用する塗料の温度コントロール精度を高めたいという相談がありました。これを実現すると歩留まり改善に寄与するためです。また、温調装置を現場に設置するスペースなども検討しなければいけません。装置をなるべく小さく、コンパクトにするために、内部の機器や配管のレイアウトも検討していきます。

制御設計室 課長 植竹 光弘

複雑な温度設定もタッチパネルにより設定を可能に、遠隔操作パネルも実装

生産ライン責任者の方との綿密な打ち合わせやさまざまな試験を繰り返し、約1年の期間をかけて新たな温調装置の完成に成功しました。温調装置の設定温度等のパラメータは全てタッチパネル上で変更できるものとしました。また、遠隔操作パネルも導入し、オペレータの方が普段作業をしている場所から、いつでも温調装置のパラメータを変更できることを可能としました。毎日使用する装置ですので、装置の操作性を検討することも大事なことです。


歩留まりの大幅削減を達成し、水平展開へ

お客様から伺った話によると、新たな温調装置の導入によって大幅な歩留まり改善ができたとのことで、かなりのインパクトだったようです。この新たな温調装置はすぐに水平展開となりました。さらに、塗料を扱う生産ラインの新たな案件として温度管理にも取り組んでいるところです。

お問い合わせ

製品・サービスについての詳細は、こちらからお問い合わせください。