工場のコージェネレーションシステム

コージェネレーションのケーススタディ

お客様の課題

持続可能な社会に向けた省エネルギー化と、災害時に事業を復旧・継続するためのBCP対策

取り組みと成果

コージェネレーション導入により、多くの工場へ省エネルギー化とBCP対策を提供

省エネルギー化とBCPの対策にコージェネレーションを検討

コージェネレーション設備の導入を検討されているお客様は、皆様共通の課題を持って導入されておられます。そのひとつは省エネルギー化です。コージェネレーションは、電力ロスが避けられない送電線とは異なり、自社工場内でガスを燃料として電力をつくり出すため、高いエネルギー総合効率が得られます。さらに電力をつくる際の廃熱を再利用することで、エネルギーの総合効率は約75~85%に達します。約40~45%といわれている一般電力と比べると、効率の高さは歴然です。

もうひとつはBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)対策が挙げられます。昨今、地震や大型台風などによって各地に多くの被害が出ていますが、その都度、クローズアップされるのがライフラインです。特に電力がストップすると停電となり、工場においては生産能力が著しく低下してしまいます。その点、地下に埋設されているガス導管は堅牢で、大きな地震でも耐えられます。ガスコージェネレーションを導入すれば、災害時に想定される生産能力の低下を最小限にとどめ、さらには地域住民の避難拠点として機能させることも可能です。

第二事業部第一部 課長 浅利 尚哉

約20年前から取り組んできた実績とノウハウ

当社が行っているのは、発電装置と廃熱回収装置の設置および廃熱用途の提案です。大手ガス会社様が供給するガスをベースに、ガスエンジンを稼働させて発電する方法、もしくはガスをバーナーで燃焼させてガスタービンを回す発電方法のどちらかで電力をつくり出します。廃熱回収に関しては、熱交換器を用いて温水をつくり給湯に利用するなど、それぞれのお客様に適した企画・設計及び施工を実施しています。

当社の強みは、約20年前からコージェネレーションに取り組んできた実績とノウハウ、そして導入しやすいコストを提供できることです。さらに施工の際には、各種の監理技術者資格を所有したスタッフをアサインすることで安心・安全を担保します。おかげさまで、多くのお客様から「多大な効果が得られた」と満足の声をいただいております。


持続可能な社会のために今後もコージェネレーションを展開

持続可能な社会に向けてSDGsなどへの取り組みが盛んな現在、エネルギーに関しては太陽光や風力などの自然エネルギーを利用した発電方法が模索されていますが、抗えない自然に左右されてしまうため、電力の安定供給に課題があります。そういう意味では、ガスのコージェネレーションは不安定な自然エネルギーを補う補助装置として注目度が高いといえます。現在、政府は多彩な補助金制度を導入し、ガスのコージェネレーション推進に注力しています。当社も持続可能な社会の一助になればという想いで、今後も積極的にコージェネレーションを展開してまいります。

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