One Person
One Project
設備設計

この仕事ならではの、やりがいと達成感

第三事業部所属 2011年入社 工学部卒業

林 祐希
Project
Mission
関東近郊・仙台・北海道の工場・生産ラインにおける燃焼設備の構築・保守・メンテナンス
現在の役職
第三事業部 主任
印象に残っているプロジェクト
佐賀県の工場で携わったフィルムシュリンクオーブンの構築

主な業務は工業炉の保守・点検・改修

入社のきっかけは、大学の教授からの紹介でした。もともと設計が好きでしたし、“ひとりワンプロジェクト”にも惹かれました。設計という仕事だけでなく、プロジェクト全体に関われるのは、大きなやりがいと達成感を感じられるのではないかと思いました。入社後、1カ月ぐらいは会社員としての基本的な研修で、その後、専門的な仕事に取り組むという流れでした。半年ほど内勤業務を行った後は現場に出て、先輩のサポートをしながら本格的に実務を覚えるという感じでしたね。
所属部門は入社当時から第一事業部 第一部(燃焼)です。燃焼の代表的な設備は工業炉で、大手包装容器製造会社様が製造する金属缶の工程のなかで、金属缶への印刷の後に印刷面を乾かすための設備になります。長さが30mもある設備で、その工業炉の中を通過することで缶の印刷面を乾かしていきます。現在、私が担当する仕事はその工業炉の保守・点検・改修です。関東、東北、北海道の工場を中心に動いていますが、大きな改修の場合は地域を問わず、全国の工場に出張します。

約4割の電気代削減に成功し、やりがいと達成感はマックスに

印象に残っているプロジェクトは、保守・点検・改修が多い工業炉ではなく、佐賀県の工場で携わったフィルムシュリンクオーブンですね。フィルムシュリンクオーブンとは、完成した金属缶をトラックに乗せて他工場に移送する際、防振・防虫・防塵対策として、パレットに積まれた数千個の金属缶をフィルムで包装した後に加熱してフィルムを収縮する設備のことです。
実際の現地工事は2週間ほどでしたが、現地での事前調査や見積り、設計、業者さんのやり取り、工程管理などやることは盛りだくさん。トータルで約半年はかかったと思います。しかし入社前、“ひとりワンプロジェクト”に思い描いていたやりがいと達成感は、マックスに感じることができました。特に今回のフィルムシュリンクオーブンは省エネ提案の案件で、実際に以前よりも約4割も電気代を削減することができました。お客様から感謝の言葉をいただいたときは、本当に嬉しかったですね。
“ひとりワンプロジェクト”は本当にやりがいがあります。でも、決して一人ではありません。先輩も後輩も、そして業者さんとも協力しながら進めていくのが“ひとりワンプロジェクト”の本当の姿だと思っています。ぜひ、多くの方に“ひとりワンプロジェクト”の楽しさを感じてほしいと思っています。

私の必勝ツール

安全を担保するロックアウト

高熱を発する工業炉は、取り扱いには十分に注意が必要な設備です。当然、保守・点検は制御盤の電源をOFFにして行います。その際、安全対策として第三者が制御盤の電源をONにしないようにロックアウトという機器も取り付けます。ロックアウトは自分の鍵がないと解除できませんから、我々も安心して保守・点検を行うことができます。仕事に欠かせないアイテムです。